年末最後に新規に機械導入しました。これは何でしょう

ドラゴン 3Dプリンター 多品種小ロット品の製作をしています(株)デイテクです
試作開発の部品製作や金型製作、成形品を提供させて頂いております

とても久しぶりの投稿になります

毎度ながら現場バタバタやっておりました

より確実スムーズにサービスお届けできるように努めています
試作部品は削り出して製品を作ることが多いのですが
試作に3Dプリンターは当たり前の時代になっていますね

そもそも【3Dプリンター】とは、様々な製作方式のものがありますが

今回弊社の導入した3Dプリンターは

材料となる樹脂の紐を溶かしながら地上から一層一層積み重ねて形を立体的に作り出していく

FFF式3Dプリンター導入の紹介です

 

たとえば3Dという文字の立体をつくり出すのに

STL画像

ドアップにするとこのような感じで一層一層積み重ねていきます

赤、黄部分…造形品本体

青い部分…サポート

STLデータ

 

3Dプリンター 

造形中写真(こんな感じで下から材料を積み重ねて形を作っていきます)

 

ちなみに3Dプリンターの代表的な造形方法の種類は以下の通りです。

1、熱溶解蓄層方式 FFF(FDM)

2、光造形方式 (SLA)

3、インクジェット方式

4、粉末燃結方式

5、粉末固着(接着)方式

 

弊社も数十年前にStratasys社の日本初上陸の3Dプリンターを
購入し、いろいろなお仕事をさせて頂いた時代がありました

その時は全てが高価でまだ活用するところが少なかったようで

まだ値段が高すぎた3Dプリンター時代だったといっておりました

それ以来の造形機になります

ちなみに当時の造形機で製作した試作品はコチラ↓

StratasysStratasys

製作者の趣味が入っておりますね

そこから数十年、、、

3Dプリンターが手に入りやすくなった昨今は
製造業者でなくても、個人の方でも趣味で3Dプリンターを導入して
試作開発をしたり、趣味にする事が当たり前になりました

弊社を利用される企業様には金型製作して製品化が初めて、という場合もおられて
製品の形状の相談などでお打ち合わせさせて頂く事がありますが
やはりイラストや3Dのデータに【+実際に製品】があると
より具体的にイメージしやすい事がありました

手始めに二年ほど前に個人の方でも購入されている
Anycubicを導入して様々なものを
プリントして活用方法があるか試してきました

下の写真はAnycubic製作品

3Dプリンター造形品

そして今回導入したのが

Ultimaker3s 2ヘッド式の造形機

機能や3Dプリンタの活用方法は
HPの【こちら】に少しまとめておきました

FFF式のプリンタは光造形などに比べると
表面は少し粗いもので、サポートと呼ばれる部分も
1ヘッドの造形機ですと製品と同じ材料で造形していたので
サポート残り となるものが出来てしまっていました

今回導入した機械は
2つの材料を同時にプリントできる能力を持った造形機です
製品部分と、(サポート)を別の材料でプリントします

Ultimaker 造形品

黒い部分…造形品

白い部分…サポート

製品の造形時、形を保持するためのサポートといわれる
捨て材の部分が水に溶ける材質を使えるので
造形後、プリント面がきれいに仕上がります

造形品は意匠登録にも使用できるので、
試作開発には有意義に利用して頂けると思います

弊社では削り出しにて、金属、樹脂部品の製作もできますので、

より見合った製作方法で世の中のお役に立てればと思います

何でもお気軽にお問合せください

 

そういえば、

正規販売店の方に伺いましたが、この導入機は海外の軍事の補修部品用に
導入され内部で補修修理などに活用された実例もあるそうですよ

またある企業では造形機を何百台と導入し、一気に製作、
金型を製作せずに製品を製作するなんていうビジネスも
あるそうです。さすが海外の規模です。。。

3Dプリンター ドラゴン

(タイトル下の写真は【龍】でした)

最後までお読み頂きありがとうございます!

今年も残りわずか、皆様良いお年をお過ごしください

また来年もたくさんの企業様や製品に出会えれば幸いです

金型だけでなく切削加工などもお気軽にお問い合せください

よろしくお願いいたします

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