固い材質も変幻自在☆型彫り放電加工

オーダーメイド治具 ご無沙汰の投稿になります

デイテクです

真夏日がやっと落ち着きを見せてきましたね

例年通り、残暑はまだまだ続くとのことですが・・・

 

お久しぶりの投稿になりました

 

前回の投稿のあとも成形、金型製作、切削加工、二次加工、などなど

様々な加工を少人数で日々やりくりしております

 

その中でも最近の事例・・・

ラジオペンチを利用した治具の製作依頼いただきました

メールで頂いた内容に対しイラストで確認

(即レスの為に私のお恥ずかしい画力なので、小さめ投稿です)



 

寸法確認してGO

ラジオペンチは焼き入れもしているので、材質はとても固い

切削などでは加工困難なものです

 

型彫り放電加工機の放電加工とは水や石油などの加工液の中で、

電極とワークを向かい合わせ、その間で発生した電気エネルギーで火花を起こし、

その熱によって金属をとかして加工する方法です。

 

他の加工品動画ですが型彫り放電加工機はこんな感じです。


下が製品、上の動いている方が電極。

 

電極は加工寸法、形状に合わせ収縮(拡大)させて形状を作ります

熱により溶かしていくので放電ギャップが生まれます

大きい電力で加工していけば加工時間は早いですが

放電による実際の電極とのギャップが生じます、また電極の消耗も早くなるので、

切削加工でいけば大きい電力で加工すれば粗削り

 

小さいで電極で加工すれば加工時間はかかりますが、

ギャップも小さく、電極消耗も少ないので、切削加工でいうと仕上げになります。

 

精密な形状であれば放電条件をうまく組み合わせ、同じ形状の何個かの電極で加工寸法を出していきます

 

放電加工機は切削よりも時間が掛かることもあるので

切削でできない形状、歯車やくりぬき形状の加工など

 

固い材質ほど物質が密集しているので、

安定して加工できます

なので焼き入れしているものでも安定して加工が可能です



まずは先端CUT

社内でも組立て仕事の際に工具を使用しやすいように削ったりは各々しているので、

簡単に削ればいいくらいのものであれば卓上グラインダーを使用して都度製作しています

 

今回は「3φの部品をつかむ用途で、肉厚をできるだけ薄くしたい治具」でしたので、

型彫り放電加工機にて電極を製作して加工になりました

電極もワイヤー放電加工機を使用して作成。

出来上がりがこちら★

 


金型以外の加工も金属、樹脂の試作・小ロット生産対応しておりますお気軽にご相談ください☆

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